2016年10月21日、先進事例視察研修を行いました
当協議会の会員を対象とした先進事例視察研修に行ってきました。
最初に訪れたのは、福岡県北九州市八幡東区の「北九州市環境ミュージアム」。館内の展示施設は公害克服の歴史、子どもも楽しめる体験型展示など見所がいっぱいでした。
環境サポーター代表の上永氏ともお話ししたのですが、敷地内の「北九州エコハウス」は時間切れのため観覧できなかったのが残念でした。
次に訪れた福岡県飯塚市では、地球温暖化対策地域対策協議会「いいづか環境会議」との意見交換を行いました。ごみゼロ部会、きれいな川部会、温暖化防止部会、環境教育部会の4部会を設置し、少数精鋭で精力的に活動されているのが印象的でした。
<視察研修に参加した、とめるっちゃ会員の感想は・・・>
・北九州のエコサポーターは導入してもいいかも?ボランティアが自主的に運営しており感心しました。教材の展示方法等、参考になりました。
いいづか環境会議では決して多くない人数で幅広く活動しておられ、感心しました。教育委員会との連携等、まだまだ開拓する必要があるかも…
・環境ミュージアムの展示には圧倒されました。午前中にも関わらず、大勢の子供達(小学生)や背広姿の大人たちでいっぱいでした(外国人の姿もありました)。北九州市は、高校まで自分が暮らした街であるだけに、展示と案内をしてくださった方の説明に本当に納得しました。また、目に輝きを持ったボランティアの皆さんにも感銘しました。
この活気の中で感じたことは、これから人類が進むべき「未来を創造するエネルギー」とでもいうものでした。課題を克服するという明確なテーマのもと、あらゆる人が団結して取り組めば、明るい未来が描けると確信致しました。「とめるっちゃ」も更に目標を明確にして取り組むことの大切さを痛感しました。
いいづか環境会議では、メンバー御一人御一人が環境をよくしていこうと必死の戦いをされていることがよく判りました。“井の中の蛙大海を知らず”との諺もあるように、外に出て自分を見直すことの大切さが判りました。
・今日は大変勉強になりました。北九州市のミュージアムには驚きました。あの環境で、物作りを指導できるのはうらやましく思いました。人口の違いで同じ事は出来ませんが、良いことはマネしていきたいですね。
・北九州市環境ミュージアムでの昭和30~40年代の工業地域での公害の激しさを再認識しました。環境が金になると知ると、公害発生企業も一斉にしたたかに環境メーカーとして名乗りだす、日本企業のしたたかさを見たような感がありました。
改めて、環境学習は学校だけでなく、地域と一体となった日常の生活の中で考え進めないといけない。コミスクなどをうまく活用して、今後も進めていきたいです。
・他団体との交流は、いろいろな面で学ぶことがありました。それぞれの地域で地道な活動・行動が大切だということでしょうか。
・環境ミュージアムの年齢を問わない展示の仕方、楽しく学べる場所としてサポーターの方々も年齢幅が広く、うらやましく感じました。
いいづか環境会議の方々からは、地域の地道な活動をお聞きすることができ、いろいろと参考になりました。
・北九州環境ミュージアムを見学するのは2度目ですが、環境学習サポーターさんのお話をお聞きするのは初めてで、とても参考になりました。きちんと“意見交換会”という形も実施できればよかったと思いました。
いいづか環境会議は、事業内容の紹介、意見交換とも、とても良かったです。今後の活動に活かしたいと思います。
・北九州市環境ミュージアム:山口きらら博と同時に開催された北九州エキスポのパビリオンとボランティアが、そのまま市民活動として発展的に発信されている事に驚きました。館内の仕掛けや展示の見せ方、見える化には参考にさせていただく事がたくさんありました。ソフトが見学用の5~10分のものと、講座の2~3時間用と目的毎にきちんと分けてあり良かったです。
いいづか環境会議:環境基本計画の4つの柱のプロジェクトと部会が連動して考えられており、計画の協働した進め方というのが徹底されていて良かったです。何を目指すのか、何をするのかが市民に分かりやすいと感じました。